• No : 576
  • 公開日時 : 2016/11/15 00:00
  • 更新日時 : 2016/11/15 11:55
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「感知器汚れ」障害とは?

R型受信機(アナログ式)において、光電アナログ式スポット型感知器などで発生する、「感知器汚れ(0)」障害や、「感知器汚れ(H)」障害は、どのような場合に発生するのでしょうか?

<R型受信機(アナログ式)の代表機種>
  [HRN型]、[HRO型]、[HRP型]
  [HRH型]、[HRI型]、、[HRK-AD型]

<光電アナログ式スポット型感知器の代表機種>
   ALE-N、ALF-N、ALG-N、ALK-N、ALL-N 各シリーズ
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回答

R型受信機(アナログ式)では、光電アナログ式スポット型感知器の平常時アナログ出力(煙が無い時の出力値のことで、ゼロ点と呼んでいます)と、火災試験時アナログ出力(火災試験時の出力値のことで、発報値と呼んでいます)を定期的に確認し、埃などの汚れによる感度のズレを自動的に補正(オフセット)する機能があります。
しかしながら、その補正にも限界があり、補正可能レベルを超えた場合には、「感知器汚れ(0):0点異常」、または「感知器汚れ(H):発報値異常」障害が発生します。

「感知器汚れ(0)」障害は、平常時アナログ出力が異常となった場合に発生します。(0)は上記のゼロ点異常を示します。
「感知器汚れ(H)」障害は、火災試験時アナログ出力が異常となった場合に発生します。(H)は上記の発報値異常を示します。
いずれの障害の場合も感知器の交換が必要です。

また、受信機では1 週間(設定によっては1 日)ごとに定期自己診断を行い、平常時アナログ出力と火災試験時アナログ出力が正常範囲内であるか否かを確認します。
その時、異常となった場合にも「感知器汚れ(0)」、または「感知器汚れ(H)」障害を発生します。