R型受信機(アナログ式)は、アナログ式感知器(※1)からのアナログ値(※2)が<注意表示レベル>に達すると「注意表示」警報を、<火災レベル>に達すると「火災」警報を行います。さらに<防排煙連動レベル>に達すると「防排煙機器の連動」をさせます。
「注意表示」警報とは、受信機が火災作動に至る前の段階の予備火災警報(プリアラーム)です。
受信機は主音響『ピー、ピー、火災発生のおそれがあります。現場を確認してください。』で知らせると共に液晶表示に発生場所を表示します。(※3)
ただし、この場合、受信機は火災作動状態には至っていない為、地区ベルや各種連動機器の作動はしません。
「注意表示」警報により、受信機が「火災」警報に至る事前の情報として、火災の早期発見ができます。
(※1)アナログ式感知器:
個々にアドレスを保有し、監視エリアの煙濃度または温度情報を送信することが出来る感知器で、常時、受信機と情報の送受信を行います。また一つの感知器で、<注意表示><火災><防排煙連動>と複数の役割を行います。この<注意表示><火災><防排煙連動>のレベルは受信機にて、感知器毎に個別に設定します。
■光電アナログ式スポット型感知器
ALE-N、ALF-N、ALG-N、ALK-N、ALL-N 各シリーズ
■熱アナログ式スポット型感知器
ATG-N、ATI-N 各シリーズ
(注)型名に”N”が付いているものはアナログ式を意味します。
型名に”N”が付いていないものはアナログ式ではありません。
(※2)アナログ値:
アナログ式感知器からR型受信機(アナログ式)へ送信される”連続した”数値のことです。光電アナログ式スポット型感知器の場合は”連続した”煙濃度(%/m)を、熱アナログ式スポット型感知器場合は”連続した”温度(℃)をリアルタイムに受信機へ送信します。
(※3)
詳細については、ご使用の受信機の取扱説明書をご参照ください。