RPQ-Aシリーズ(P型1級受信機)、HAQ-Aシリーズ(P型1級受信機複合盤)、RCQ-Aシリーズ(連動操作盤)の各エラーコードの内容と考えられる原因を教えてください。
HAQ-Aシリーズ:
【HAQ-AAW□(□)】
【HAQ-ABW□(□)】
※□内は回線数
<エラーコードの内容>
エラーコード | 障害内容 | 音声警報 |
E1 | 停電またはヒューズの溶断 | なし |
E2 | 予備電源未接続またはヒューズの溶断 | ピンポン バッテリーが異常です |
E3 | ヒューズの溶断 | ピンポン ヒューズが切れています |
E4 | 感知器線の断線 | ピンポン 障害です |
E5 | 非常放送盤のマイクスイッチ線の線路障害 | ピンポン 障害です |
E6 | 定期診断・自動試験での火災試験異常 | なし |
E7 | 予備電源電圧異常または予備電源試験異常 | ピンポン バッテリーが異常です |
E8 | 内部メモリー異常 | なし |
E9 | 発信機線短絡障害 | ピンポン 障害です |
E0 | 未使用となっています | ピンポン 障害です |
※E6、E7、E8は復旧スイッチが押されるまで状態を保持します。
<原因>
E1:
停電している、またはブレーカーが落ちている、F1、F2ヒューズが切れている。
E2:
内蔵の予備電源が接続されていない、予備電源の故障、FH1、FH2ヒューズが切れている。
(予備電源が1本の場合はFH2ヒューズは無し。)
E3:
FC、FB、FI、FDヒューズが切れている。
(RCQ-AシリーズにはFBヒューズは無し。RPQ-AシリーズにはFDヒューズは無し。)
E4:
感知器配線が断線している。
⇒蓄積・障害回線確認スイッチを押してください。障害がある回線の地区表示灯が点灯します。障害のある回線の感知器線接続端子に接続されている感知器配線を確認して下さい。
E5:
非常放送設備のマイクスイッチ線の断線または短絡している。
⇒端子名:RM,RMCに接続されている配線を確認して下さい。
E6:
1週間に一度実施する定期自己診断時、または自動火災試験時に障害を検出。感知器回線に異常がある。
⇒復旧スイッチを押して一旦、表示を復旧させ、自動火災試験を行ってください。異常回線を確認したら、取扱店までご連絡ください。
E7:
予備電源の充電不足、または劣化(交換推奨年数:5年)している。
⇒復旧スイッチを押して一旦、表示を復旧させ、予備電源試験を行ってください。予備電源が不良の場合は交換が必要です。また、新品の予備電源に交換したとき、予備電源が満充電になるまでは障害の状態になることがありますが、異常ではありません。2、3日たっても復旧スイッチを押して復旧しない場合は予備電源が不良と思われますので取扱店までご連絡ください。
E8:
受信機内部の共通基板の故障。
⇒取扱店までご連絡ください。
E9:
発信機確認線の短絡障害です。
⇒発信機線(端子名:A)がコモン線等(端子名:C、DC等)と短絡していないか確認してください。
E0:
未使用のエラーコードであるため、このエラーコードが表示された場合は受信機内部の共通基板の故障です。
⇒取扱店までご連絡ください。