無線連動型住宅用火災警報器の動作試験をするため、テストボタンを押しました。テストボタンを押した警報器からは「火事です・・・正常です」と音が鳴りましたが、連動させている警報器から「火事です・・・」の音が鳴りませんでした。故障しているのでしょうか?
単独テストであれば正常動作です。
テストボタン押下により出来る動作試験は『単独テスト』と『通信テスト』の2種類となっています。
『単独テスト』
単独テストは機器単体の動作試験となります。試験の結果正常であった場合は「火事です・・・正常です」とアナウンスを行います。単体の試験であるため、他の連動機器からは同様のアナウンスは流れません。お問い合わせの内容から、今回はこの試験を行ったものと推察されます。
『通信テスト』
通信テストはグループ登録をした感知器の連動試験となります。試験終了後、各警報器の動作表示灯が短く点滅します。その間にそれぞれのテストボタンを押すと正常であれば「通信テスト正常です」とアナウンスが流れます。
テストボタン押下による試験では、実際に火事になった場合と同様の動きをみることはできませんが、単独テスト及び通信テストが正常であれば火災発生時、確実に連動して警報が鳴ります。
【参考】操作方法
単独テスト・・・テストボタンを押す。「ピッ」と鳴ったら手をはなす。
通信テスト・・・テストボタンを長押しする。「ピッピッ」と鳴ったら手をはなす。