火災通報装置【HSDE-204型】で消防への通報はできますが、逆信が返ってきません。どのような原因が考えられますか?
下記の可能性が考えられます。
①電話回線がNTTのアナログ回線、またはISDN回線でない。
使用できる回線はNTT(東日本・西日本)が提供するアナログ回線(ADSL回線含む)または、ISDN回線のみとなっております。
ADSL回線を使用する場合は、『スプリッタ』のPHONE(TEL)端子に火災通報装置を接続してください。
ISDN回線を使用する場合は、信号を変換する別売の『ターミナルアダプタ』が必要となます。ターミナルアダプタはサクサ㈱製のターミナルアダプタ【TA/T】をご使用ください。市販の製品の場合、逆信が受けられない可能性があります。
光回線、IP電話回線(※)、NTT以外のキャリア(NTT以外の回線提供者)は消防からの逆信が受けられない理由により使用できません。
また、公衆電話回線、硬貨収納等信号送出機能を付加した電話回線(俗に言うピンク電話を接続している回線)は課金の関係で一般通報先へ通報した際に通話断となりますのでご注意ください。
設置時はNTT回線であっても、途中で変更されている場合があります。使用している電話回線が使用可能な回線であるか確認してください。
(※)IP電話回線に接続する場合は、HSDE-205F型(2017年2月より販売開始)をご使用ください。
<NTT回線かどうか確認する方法>
火災通報装置が接続されている電話回線に一般の電話機を接続し、114番にダイヤルしてください。
NTTの回線の場合は、「こちらはNTTの114番です・・・」というアナウンスが流れます。
NTT以外の回線の場合は、「お客様がおかけになった電話からは、この番号はご利用になれません」というアナウンスが流れます。
②火災通報専用電話機のフックがあがっている。
火災通報専用電話機のフックがあがっている可能性があります。受話器をしっかり置いてフックを確実にかけてください。外観上、置かれているように見えても少しずれている場合があるので、再度置き直してみてください。
<フックがあがっているかどうかの確認方法>
火災通報装置本体のHOOK端子とGND端子をテスターであたり、DC13.8Vが出ているか確認してください。(0Vならフックがあがっている状態です)
【HSDE-204F型】:HSDE-204F、HSDE-204F(2)、HSDE-204F(3)、HSDE-204F(4)