まず、受信機の「音響停止」スイッチを押して受信機の音を一旦止めます。
その後、押された発信機の「強く押す」と書かれた円形のアクリル製プレートの上に「火災報知機」と書かれた小窓がありますので、こちらを開け、中にあるリセットレバー(黒いM型の針金)を下側に押してください。カチャッと音が鳴り、押されたボタンが元に戻ります。
下の写真は現行の製品(リセットレバー方式)です。
発信機の押しボタンが元に戻った後、受信機の
小扉内にある「復旧」スイッチを押して受信機の火災表示状態を復旧させてください。発信機の押しボタンが元に戻っていないと、受信機の「復旧」スイッチを押しても受信機が復旧できませんのでご注意ください。
最後に、受信機の「地区音響一時停止」スイッチをもう一度押して、交流電源灯のみ緑点灯している状態となれば操作完了です。正常監視状態に戻っています。
(※)発信機の操作により連動する機器がある場合は、上記操作の他に、連動先の機器についても個別に復旧操作が必要な場合があります。
<一部の旧製品について>
古いセフテクター方式の発信機(商品記号がPPD以前の製品で、「強く押す」の下に「セフテクター」という文字があるもの。1991年頃までに設置されたもの。)では復旧方法が異なります。復旧方法は下記の通りです。
①正面の2ヶ所止まっている止めネジを外す。
②カバーを外す。
③アクリル板の奥にある黒いボタンを手前に引き戻す。
④カバーを戻し、ネジ止めする。