光電式分離型感知器の光軸調整、受光量調整について

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  • 公開日時 : 2020/01/15 15:40
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光電式分離型感知器の光軸調整、受光量調整について

光電式分離型感知器【SPB】型の光軸調整、受光量調整の方法を知りたい。
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回答

以下の手順で行って下さい。なお詳細は工事説明書をご参照下さい。
 
●光軸調整を行う
1.送光部、受光部双方のカバーを開け、受光部の距離設定スイッチを調整状態(SW1、SW2共にOFF)に設定します。
 
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2.送光部の照準孔を覗きながら受光部の本体が照準孔の中心に位置するように、送光部の光軸調整ツマミ(水平・垂直)を動かして調整します。
 
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3.受光部も同様に、送光部の本体が照準孔の中心に位置するように調整を行います。
 
 
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●受光量調整を行う
1.送光部のカバーを閉めます。
2.受光部にある受光量調整ツマミを用いて、モニタLEDの緑色(真ん中の2つのうちどちらか一方)が点滅する様に調整します。
 
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受光量調整のポイント
・モニタLEDは受光部に向かって左端の点滅時が最小(黄色)、右端の点滅時が最大(赤色)となり受光量のレベルメーターとして使用できます。
・受光量調整ツマミは粗調、微調共に上方向の回転で出力増加、下方向の回転で出力減少となります。
・モニタLEDは1秒周期で動作していますので、受光量調整ツマミを操作した後はその影響を確認してから更に調整して下さい。
・受光量調整ツマミを最大にしてもモニタLEDが黄色点滅しかしない場合は、光軸調整からやり直して下さい。
・監視距離が10m以下の場合、粗調ツマミを下方向一杯に回し、微調ツマミだけを回して楽に調整できます。
・監視距離が80m以上の場合、粗調ツマミのみで調整が可能です。
 
 
●距離設定(感度設定)を行う
1.受光部の距離設定スイッチを監視距離に合わせて設定します。
 
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●調整状態から監視状態へ移行する
1.受光部のカバーを閉めます。
2.監視灯の点滅周期がゆっくり(約3秒)になることを確認します。
 点滅周期が変わらない(約1秒)場合は再度カバーを開けて、閉め直して下さい。
受光部のカバーを閉めてから正常監視状態になるまでに約1分かかりますので、この間は光軸を遮らないようにして下さい。
 
●動作確認
正常監視状態になった後、所定の試験器を用いて試験を行って下さい。
 
 

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